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2009年7月29日

霞ヶ浦の水質浄化処理

霞ヶ浦は上水道や農業用水・工業用水の水源として使われている。水利権は茨城県(37.23m?/s)、千葉県(4.19m?/s)、東京都(1.50m?/s)に及び、合計で42.92m?/sとなっている。しかし、その水質はCODや総窒素・総リンなどの化学的指標によると良好とはいえない状況が続いている。また、湖水は茶色がかり、透明度も著しく低い状態となっており、場所によっては浮遊物(ゴミなど)が打ち上げられている場所も少なくなく、心象は決して清浄とはいえない。

1970年代から夏季を中心にアオコの大発生・水道水の異臭・シジミ・養殖ゴイの大量死などが顕著に発生するようになり、1979年にはCOD年間平均が過去最悪の11.3mg/lに至る。これに対し「せっけん運動」などの市民運動が行われたり、1981年に富栄養化防止条例が公布されたりするものの、この時期の強烈なイメージから「汚れた湖」・「死の湖」というイメージが定着するようになってしまう。1990年代半ば以降、かつてのようなアオコの大発生は観測されていない。しかし、それは水質が改善されてきたというよりも発生する植物プランクトンが変化した結果と考えられている。

こうした霞ヶ浦の水質汚濁の特徴としては、流域が平地で面積も広く水深が浅いので、そもそも自然的に富栄養化が進行するうえに流域での生産や生活活動の増大によって人為的な富栄養化が重なっている点、平均水深が4mと浅いために底泥が舞い上がりやすい点。夏季の無酸素状態による窒素・リンの底泥からの溶出。流入河川の総窒素・総リンの濃度が高い点、湖岸植生帯や流域の森林・水路の変化などによっていわゆる「自然浄化力」が低下している点などが挙げられている。

汚濁要因をみてみると、外部要因では生活廃水よりも、山林・田畑・道路などからの流出による面源系のものが多い。具体的には流域で約40万頭に及ぶ養豚、沿岸地帯にひろがる約1700haの蓮田によるものが特徴的とされている。内部の要因としては底泥からの溶出などがあり、CODやリンで全体の負荷の半分近く、窒素で3割を占めるという。

こうした状況の中で、霞ヶ浦では主に霞ヶ浦を管理する国土交通省(旧・建設省)によって水質浄化対策が行われてきた。その筆頭にあげられるのは底泥の浚渫事業である。これは1975年度より西浦の土浦入と高浜入で行われ、1992年度からはその規模が大きくなって、一年間に50億円以上の予算を使い約50万m?を浚渫しているとされている。この計画の合計浚渫量は800万m?で、これは湖底にある全底泥(約4000万m?)の1/5ほどに相当し、1975年から2000年度までの間に534万m?が浚渫されている。浚渫は窒素やリンを溶出させる底泥を除去しようというもので、比較的リンなどを多く含む表面から30cmの底泥を対象にしている。国土交通省の説明によると浚渫を行うことによって、溶出の速度が1/4になり負荷を減少させることができるとされている。しかし、浚渫をしても新たな堆積物が積もるため、浚渫をしても10年後には再び5?7cmの底泥表面が新たに形成されてしまう。そのため、広大な霞ヶ浦では汚濁後の水質浄化処理をしたとしても、汚濁原因も併せて改善させない限りその効果は限定的であるという指摘もある。茨城県では、霞ヶ浦流域の住民を対象にした、下水道に接続する工事や浄化槽を設置する際の工事の助成を行っている。

一方で常陸川水門を部分的に開門し、汽水との撹拌で水質を浄化する試みも模索し始められている。この際、利水に必要な取水口の位置と汽水拡大範囲の関係確認などが必要であるが、現在考えられうる最も現実的な湖水浄化の手段である。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

とても大きな湖です。どのような水質浄化処理が行われたのでしょうか。

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